暑い夏から秋となり過ごしやすくなってまいりました。
2015.09.17
第1回目のブログは、昼間はまだ暑い日もある
九州保健福祉大学 保健科学部 視機能療法学科が担当させていただきます。
先日行われました臨床実習報告会の様子です。
視能訓練士の養成校卒業には、臨床実習が必須となっています。
そのため、学生たちは600時間余りの臨床実習に出向き、実習先の実習指導者の先生方より、臨床に必要な知識・技術・態度についてご指導をいただきます。
600時間余りと言いますと、およそ14週間くらいです。
1ヶ月4週間と見積もると、およそ3~4か月の臨床実習期間があることになります。
この間、4年次生が各施設の先生方からご指導をいただいたことについて、後輩に伝える会が臨床実習報告会です。
本学は、併設した大学病院などがありません。
したがって、下級生にとって、臨床実習に参加した4年次生達の一言一言は、まだ見ぬ臨床への憧れや、厳しさを知る貴重な時間です。
よって、発表内容を聞く下級生たちの眼は真剣そのもの・・・。
3年次生は、来年度に自身が行かねばなりません。
2年次生は、平素の学内実習の際に活かせる細かな事などをよくよく聞いています。
1年次生は、先輩たちのやり取りをみて、将来の自分の姿を置き換えます。
この会は毎年行われています。
4年次生は8月中旬に臨床実習より戻ってきた後、この会のためのパワーポイント作成や、土日に大学に来て資料の印刷などを自分たちだけでまとめ、仕上げます。4年間での在学中、同級生との共同作業はこれが最後となります。したがって、4年次生達の思いもいろいろです。
この会が終わると、卒業論文の提出があります。そして、国家試験に向けた模擬試験が本格化します。これからは、個々の努力により目標に向かうことになります。それぞれの未来に期待しています。