“見る” の支え方を学ぶ!
2018.06.05
こんにちは。
新潟医療福祉大学です。
皆さん, “ロービジョン” という言葉を知っていますか?
“ロービジョン” とは,視覚に障がいがあることによって眼から得られる情報が不足することで,生活に支障や困難をもたらす状態のことを言います。
新潟医療福祉大学の3年生になるとこの時期,“ロービジョン” の体験やその支援・訓練の方法について実践的なレクチャーを受けます。
例えば,視覚障がい者の方が歩行で用いる白杖の正しい使い方や,
白杖がないときの歩行 (移動) の仕方,
タイポスコープ (紙の上に置かれた黒い枠) を使ってまっすぐ文字を方法や,
茶碗の位置を正しく把握して食事を行う方法など,
視覚障がい者の方の見え方を体験しながら,具体的な支援について学んでいます。
このレクチャーには毎年,日常的にロービジョンの患者さんの支援や訓練にあたっている視能訓練士の方や盲学校に勤めている職員の方を講師にお迎えしています。
学生さんにとっては眼科医療機関や盲学校で活躍されている講師の方々からレクチャーを受ける貴重な機会となり,いつにもまして目が輝いていたのがとても印象的でした。