こんにちは。北里大学です。
2017.06.26
北里大学では、4月30日、5月1日の2日間を使って、「チーム医療演習」を行いました。
北里大学からは、医療衛生学部の他に、医学部、薬学部、看護学部、併設の北里大学保健衛生専門学院、北里大学看護専門学校も加わり、総勢1107名の学生が、10名1チームとなって、様々な職種の立場で演習に参加しました。
今年のテーマは、救急医療、大災害時の医療、感染、がん医療、緩和ケア、在宅療養、高齢者医療、生活習慣病、医療過誤の9つで、ブログをご覧の高校生の皆さんからすると、「視能訓練士がどうチームに関わるの?」と思われそうなテーマもありますが。。。
朝、まずは、緊張の自己紹介から始まります。
「視能訓練士って、なにするの?」って聞かれて、心が折れそうになりつつ、一生懸命説明したら、「へぇー、じゃぁ、頼りにしてるから!!」と、言われて俄然やる気に。。。
各テーマの症例について、各自が問題点だと思うこと、必要だと思うこと等をキーワードで書き、まずはKJ法を使って問題点を整理します。
自分達は、何ができるか、このチームの目指す医療って何?チームで話していると、自分が思いもよらなかったような意見が出てきて、症例だけでなく、チームの人達への興味もどんどん出てきます。
午後になると、朝の緊張した雰囲気はなくなり、なんだか楽しくなってきました。
でも、明日までに、チームの目指すところを決めて、みんなの前でプレゼンテーションをしなくてはいけません。文献を検索したり、チームにはいない職種についても調べたり、症例について各自できることをしていきます。協力できる職種間での相談をしたり、新しい問題が見つかったり。「今日、どこまでやって帰る?」という話になり、暗くなった校舎に明りが灯り、プレゼンテーションのスライド作りを始める頃には、なんだか変なテンションになってきて、何をしていても笑えてしまうほど。
2日目には、1日目の最後に確認した通り、スライドのチェックを皆でして、一度チームでプレゼンテーションの練習。
午後から、発表会が始まり、同じテーマでも各班でめざすものが違ったり、各チームなりのアプローチがあることも学び、会場からの質問、活発なディスカッションに教員たちも「勉強になるなぁ」と感心。
発表会やディスカッションを終えて、ホッとして、北里先生と記念撮影。
医療現場で働く視能訓練士になってからも、協力してくれる大切な仲間が出来ました。」おつかれさまー。
北里大学では、全学行事のチーム医療演習の他に、3月にはTJU(アメリカ合衆国)、カレル大学(チェコ共和国)、FH Campus Wien(オーストリア共和国)から、学生を迎え、「国際チーム医療演習」も行いました。
視覚機能療法学専攻でも、FH Campus Wienから、視能訓練士を目指す学生を迎え、チーム医療演習のテーマがちょうど研究論文のテーマと一致して大喜びのヨハンナは、糖尿病のチーム医療についてディスカッションに参加しました。