医療コミュ二ケーション演習
2017.09.06
今回は、3年制課程の医療コミュニケーション演習の報告です。
臨床でよくある場面を設定し、患者さんへの臨機応変な対応や報告連絡相談が、
実習指導の先生にできるか演習を通して学びます。
・・・臨地実習中のある日のことです・・・
高齢のご老人が杖歩行で眼科受診に来られました。
お話好きのご老人、ゆっくり誘導して検査の椅子に座って頂くのも注意が必要です。
(患者さんを演じているのは、臨床経験豊かな教員です)
「昨日から目やにが出るのよ」 「この検査はしたくないわ」
感染の危険もありそうですし、検査を嫌がっておられるようです。
適切な対応や報告相談ができるでしょうか。
検査するという使命感が勝り、おろそかになっていることはありませんか。
無事に視力検査の椅子に座って頂きましたが、患者さんから目を離した隙に、患者さんが転倒してしまわれました。
「大丈夫ですか」聞こえやすい右耳の方から声かけできています!
「先生!患者さんが転倒されました!」視能訓練士の先生を呼ぶことも出来ました。
教員の白熱した演技に戸惑いながらも無事終了!
落ち着いた対応、報連相が出来た学生もいますし、あと少し・・という学生もいました。
臨床の現場では想定外のことがおきることもあります。
この経験から得た失敗や経験を活かし、来年の実習に向けて準備をしていってほしいですね。