【首都医校】体験して実感!視覚障がいを理解するための疑似体験演習を実施
2017.08.03
こんにちは、首都医校 視能訓練士特科です。
先日の授業では、全盲状態や視野狭窄状態などを疑似体験する演習を行いました。
実際に体験してみることで患者さんの気持ちを理解し、情報収集の困難さや活動制限の大変さを体感しながら、同時にケアする際の情報提供の大切さや実際にどのように誘導したらよいかを学びました。
まずは視野が狭くなっていたり、かなり進行している白内障の状態をゴーグルとレンズで疑似的に作り、検査機器の前まで座らせます。
次の演習は視力検査。実際に測定する際は、声掛けの方法や視標の提示方法をよく考えなくてはなりません。
学生たちは、普段何気なく言っていた「こっち」や「あっち」というのは、通じないということを実感していたようです。また、短い距離を歩いただけなのに、かなり長く感じた、とのことでした。
患者さんの気持ちを少しでも理解し、それに必要なスキルを学ばなければならないことを、身をもって体験できた貴重な演習実習になりました!