大阪医療福祉専門学校の卒業研究発表会をおこないました。
2015.12.24
12月18日、毎年恒例である重要文化財の大阪市中央公会堂で大阪医療福祉専門学校の卒業研究発表会をおこないました。
ちょうどその日は会場のとなりの大阪市役所で橋本市長が退任した日でもありました。
視能訓練士学科の卒業研究はテーマの選定、実験、まとめ、論文作成という流れで研究基礎とその楽しさを学習します。
今回は1年制1演題で「正常眼を対象にした立体視差に影響する要因の研究」、3年制は8演題でテーマはそれぞれ「タブレット端末の遠用視覚補助具としての有用性」「円柱レンズの軸ズレの方向による視力値の差」「静的視野計および動的視野計の中心窩閾値と視力の関係性」.「色覚検査に関する知識調査―検査受診者と非受診者の違い―」「涙液量とストレスの関係」「上半盲,下半盲,視力低下による歩行等日常動作への影響の差」「色覚異常の見え方体験アプリケーションの再現性」「スマートフォン使用時間と涙液量の関係」でした。
さまざまな分野で皆それぞれ探究心をもって、研究に取り組むことができました。
また本校では理学療法士学科、作業療法士学科、言語聴覚士学科、診療情報管理士学科と合同で行います。他分野の研究も興味をもって聞くことができ、卒業後もチーム医療の促進のきっかけになることを期待します。
視能訓練士になってからも、これをきっかけに、学会等で発表し、常に探究心をもち、生涯勉強し続ける頼もしい視能訓練士になってくれることでしょう。