第157回

神戸総合医療専門学校 3年生 Y.Y.
2022.03.31
社会人になってから眼科クリニックで検査員兼受付スタッフとして勤務したことがきっかけで、視能訓練士という職業があることを知りました。眼科で働いていると病気のことや薬のことなど様々な疑問が生じてきました。それらの疑問について視能訓練士の方に教えて頂くことが多く、私も専門知識と技術を持って患者様に対応できる医療専門職者になりたいと考えるようになりました。しかし、まだ年齢の小さい子どもがいたことから学校に通学するのは難しいと判断し、当時は入学を諦めました。
その後、第2子を授かり、その子は未熟児で産まれ新生児集中治療室(NICU)に入院することになりました。未熟児についていろいろ調べていると網膜症という眼の合併症があることも知りました。幸い子どもは網膜症を患うことなく退院したのですが、子どもの入院時に不安でいたたまれない気持ちの私に対し医療従事者の方々が優しく寄り添って下さり、私も誰かの役に立つことができる医療専門職者になりたいという気持ちが強くなり入学を決心しました。学業と子育ての両立は大変なこともありますが、家族のサポートがあって、これまで2年間学生生活を送ることができました。春からは最高学年の3年生になり、病院での臨床実習と国家試験に向けこれまでに以上に頑張っていきたいです。