第13回
- 出身校
- 神戸総合医療専門学校
- 勤務先
- 神戸大学医学部附属病院
- 資格取得年
- 2000年
- 氏名
- M.Tさん
2009.11.09
私が視能訓練士を知ったのは、家族から見せられた養成校の資料でした。
当時、視能訓練士は、他の医療専門職と比べると、まだ免許所得者も少なく、よく知られた職種でもありませんでした。しかし、その仕事の必要性は、何も知らなかった私にも十分理解できたので、迷う事なく目指しました。そして、卒業して免許を取得してから現在まで、ずっと眼科に勤務しています。
これまでの経験で、たとえ苦痛を伴う検査であっても、検査する人(視能訓練士)の接し方や話し方ひとつで、患者さんが楽になれることを知りました。また、どんなに高度な検査機器を使っても専門的知識や技術次第では眼の病気の診断や治療効果の判定に十分に役立つ検査結果を出せないことがあることも知りました。
視能訓練士の仕事の奥は大変深く、経験をつめばつむほど、自分の仕事について反省しなければならないことも多く、自己研鑽を続けていかなければならない、とても責任の重い仕事であると、日々実感しています。患者さんの「ありがとう」の言葉で、また一つ元気がもらえ、視能訓練士になってよかったなぁと、毎日のように思っています。